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天才画家S君の場合

天才画家S君の場合の記事一覧

そして今

もちろんS君は今でも精力的に制作活動をしています。先日も個展があったので、友達の画家と一緒に観に行きましたが、最近では平面から半立体的な作風に変ってきたようで、ちょっと意表をつく、なかなかの力作揃いでした。一緒にいった画家も、20代でありながら画家として海外にも招かれるような、ある種成功者なのですが...

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彼の個展でのライブ

出会いから4ヶ月。S君は私の住んでいる町で個展をすることになりました。ご両親から連絡があり、そのクロージングパーティーの時にライブをやってくれないか、と頼まれました。実は私は友達と数人で和太鼓のバンドを組んでライブ活動をしていたのです。ご両親の依頼を断る理由はありませんでしたし、その個展会場では私達...

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パーティーでの印象

S君と出会ったのは友人の家での「月を見る会」。高原に立てたログハウスから秋の月を眺め、おいしいお酒を飲もうという大人の遊びの場でした。ご両親と一緒に来たS君を見た時、直感から彼の自閉症を感じ取った私は、お酒の場にまだ17歳の少年がいても退屈だろうと「S君、ベランダでお月様を観ようか」と誘ったのです。...

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どこまでも続く電信柱

S君も自閉症者ですが、前述のT君のようにおしゃべりをしたりはできません。言葉はほとんど持たず、その様子で周りの人がS君の気持ちを判断するという状態です。また彼の父上はキュレーター(絵画の修復)をなさっており、仕事も家の中にあるアトリエでしているので、S君は施設などに通うことなく、ほとんど自宅で過ごす...

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