自閉症の人にとって「こだわり」は自分を安定させるための手段でもあります。不安が強い時や落ち着かない状態の時はこだわりも強く、時には強迫的なものになったりもします。
時にはうんざりするような質問攻めをし、同じことを繰り返し質問して、同じ答えを要求します。これは質問の答えが知りたいのではなく、同じ答えが返ってくるのが安心感をもたらすのでしょう。
また、物の位置や配列、時間などにこだわったりします。家の中の物の位置がちょっとずれたり変わったりすると、すぐ直し、もとの場所に戻したりというのも自閉症によるこだわりの表れです。
この「物をいつも同じ位置に置」という行為は、のは自閉症の人によくあることです。多くの場合自閉症の人の部屋は、本やノートなどがいつも同じところに置いてありようです。何かでちょっと動いたりすると、またもとのように並べないと安心できません。
他にもこだわる対象は特定の日付け、人、物などいろいろとあります。特定の日付けというのは過去に何かいやなことがあった日とか、誰かの誕生日などです。その日になると落ち着かなくなり、何度も口にしたりすることもあるようです。
多くの場合こだわりは困った問題ですが、時にはプラスになることもあります。例えば漢字に対して興味を持ち始めると、ありとあらゆる漢字を覚えてしまい「漢字博士」になったり、数字に対して素晴らしい記憶力を発揮したりします。
自閉症のこだわりは、一種のクセのようなもので、そのクセが人よりちょっと変わっているだけなんですね。ですからまわりの迷惑にならないのであれば、できる限り認めてあげるようにしましょうね。
こだわりを理解しよう
どんな接し方をすればいいの?
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