自閉症はさまざまな合併症をひきおこす病気でもあります。ある意味では、自閉症に対して薬を使う目的のほとんどが、合併症の治療のため、と言っても過言ではありません。
例えばチック症。これは自閉症と似ている病気であると同時に、自閉症の合併症だということもできます。つまりチック症も神経の病気の一つと言えるのです。はたからみるとクセのようなもので、特に乳幼児期から小学校・中学校時代にかけて症状があらわれます。
子供のチックの症状は、成長するにつれてほとんどが消えていきます。このうち、声や行動に症状が出る慢性的なものを「トゥレット症候群」といいます。こちらは学童期から思春期にかけて多く見られます。
自閉症に伴う合併症には、チック症の他に、てんかんや多動、睡眠障害、ぜんそく、アトピーなどが見られます。なかでも気をつけなければならないのは、てんかんです。てんかんの発作を持っている方は、必ず薬やヘルメットなどの事前の準備が必要です。
合併症の症状が和らぐだけでも、本人もまわりの人もかなりラクになるでしょう。いずれにせよ、合併症に効果的だと思った薬で、別の症状を誘発してしまうことがあり得るという点を十分に理解しておくことが大切です。
合併症とその治療
自閉症って治るの?
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