自閉症のT君は、面白いキャラクターである反面、とても感受性の強い17歳の男の子です。どんと焼きに行った際にきたメールは、こんなものでした。
どんとさいにいてきました
しめなわがもやされて もやされてなきました
まっくろこげになたからです
母上の話によると、どんと焼きの火の手が上がると大パニックになり、泣きながら家にたどり着いたとたん、「かおりさんにメールする」と、このメールを打ったそうです。そしてようやく気持ちの整理がついたのか、けろっとして笑顔が戻ったということでした。
お母さん以外の誰かに、恐かった思いを知ってほしかったのでしょうか?とにもかくにも、自分の中の鬱屈をメールではらせるのはいい事だと、私は思いました。
また、彼の通っている障害者用の通所作業所の様子なども、T君からのメールで知ることが出来ました。
きのう ささきゆうじさんが ぼくのかたにかみつきました
ぼくはびくりして なきました
犬でもないのに かじっことないべした
そして次の日のメールには、その話の続きがありました。
かじられたとこは あかくなたけど なおりました
ゆうじさんは ちょうしがわるかったのです
ゆうじさんはおはなしが あまりできないので かみつきました
ぼくはないたけど ゆるしてあげました
メールを続けるうちに、私の心は暖かいものでいっぱいになってきました。そこで、母上の了解を得て、ブログにT君とのメールのやりとりを載せる事にしたのです。仕事がらイラストは得意なので、T君をネコに模したイラストもつけてみました。
このブログは約2年余り続いたのですが、T君の父上が病を得て他界し、そのショックでメールが途絶えがちになったため、閉鎖してしまいましたが、読んでいただきたい素敵な詩のようなメール達は、今でも私の宝物になっています。
ブログでの紹介
メル友T君の場合
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